文章を書くワザ




文章を書くワザ




その一 何を書きたいのか、言いたいことはなんなのかが読者に伝わるように書く。言いたいことが何もないのに書いてしまったときは、何かありそな気配だけ置いておく。読者にとって、言わんとしてることが何もない文章はカスだけど、ありそうに見えるだけで満足です。

その二 想定する読者が読んでわかる言葉を使いましょう。自分が知ってる言葉や事柄は世の常識、とは思わないようにしましょう。個人的なタコ壺的知識なんて、読者から見ればただのゴミ。

その三 読者からの否定的なリアクションを大切にしましょう。無視して発信を続けるのは傲慢な暴走。読者はよけて通るのみ。リアクションは次の発信に活かしましょう。

その四 読者と対話するように書きましょう。一人で喋ってるだけのノン・コミュニケーション文章は、誰からもまともに相手にされません。

その五 「そして」「でも」「そこで」「だから」はやめよう。接続語は文章を堕落させる。だらけてみっともない。なくて通じる文章は美しい。

その六 あれもこれも詰め込みすぎて肝心の論旨が不明瞭な文章はゴミ。ごちゃついた文章は迷惑です。バサバサッと切り捨て、言いたいことを絞り込んだ焦点の明解な文章をめざしましょう。文章の整理ができないのは、クソみたいにチンケなプライドゆえです。

その七 句点(。)の少ない文章は腐臭を発している。なるべく70文字以内で「糞切り」をつけましょう。

その八 読者を裏切りましょう。ほんの少し予想を上回ることを書きましょう。あまり上回りすぎるとトンデモなこと書いてるとバカにされるかもしれません。ちょっと上回れば「目からウロコが落ちた」と言われる(かもしれない)。

その九 体言止め(名詞・代名詞で終わる書き方)を三つ連続で書いたらアホと思われる。リズムをとる必要があってやむをえない場合を除き、体言止めはくり返さない。ただし、適度な体言止めは文章を引き締め、印象をよくする効果がある。

その十 欲求不満や満たされない思いをやたら発信物にぶつけるのは禁物。ぶつけたものは必ず自分自身にはね返ってくる。

その十一 思いついたらそれがなんであれ、その場で紙に書く。書いたものはなんでもいいから一か所にまとめて整理しておく。見直すと半数以上はあまりにもくだらないゴミ。ゴミの山を消し、めげずに次々メモる。

その十二 人からのアドバイスや指摘を何度もくり返し忘れると、あいつはアホだと思われる。人からもらった言葉は大切にし、忘れないようにしましょう。

その十三 長すぎる文章は人から敬遠され、避けられ、忌み嫌われる。熱をこめて長く書くほど、それに正比例して、読者は去っていく。「コンパクトで端的な表現」を常に探し求める。

その十四 思いっきり言いたいことがあるなら、絶叫すべし。雄叫びあげるべし。冷静な文章だけでは伝えきれないことがあります。ただし、しょっちゅうは吠えてばっかりいると、「ただのうるさい人」と思われる。

その十五 人の受け売りはみっともない。確認せず、人が言ったことを真に受けてそのまま垂れ流すのは恥すべきこと。

その十六 気乗りのしないときに無理やり書くのはナシにしましょう。疲れたときもやめましょう。文章もだらけた文章になるだけ。

その十七 ジョークを書くときはシビアに客観的であるべし。書いてる本人だけ笑って、読み手が冷えて引いて白眼視するジョークはサイアク。

その十八 自慢話を書かないのは当然のことだが、ウケ狙いで自分いじりをえんえんと続けるのは、カッペ。

その十九 要点をなるべく早急に伝える。だらだら長い回り道や前置きで、「読んであげよう」という読者の親切心をくじいちゃならぬ。

その二十 すばらしい作品をまわりに伝えたいときは、その作品固有の魅力を見つけ出し、ポイントを絞って紹介する。いいところ羅列式紹介では、よさはちっとも伝わらない。長い文章は弱く、簡潔で短い文章は強い。

その二十一 人の書いたものを読んで、記憶に残る部分は多くて1%。何を書いても読者は忘れるのだということを覚悟して書く。読者に対する過大な期待を捨て、「わかってくれるかな」という甘えを捨て去る。


ひょっこり通信 2007.3.1




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