非国民を撃て!




非国民を撃て!




 2001年9・11テロのとき、ギリシャでは「(米国に対して)自業自得」という論調がメディアに露出した。その意見を圧殺する空気がないのに驚いた。日本ではなかなか通らない意見だ。

 諜報機関と軍事力によって外国を抑圧し続けてきた米国が、強烈なしっぺ返しを受けた。僕はそう思っているし、日本国内にも同意見の者は多い。テロ発生後、すぐに同報送信で意見表明をした。自業自得とまでは書かなかったが。

 イラク戦争は失敗だった。過ちを受け入れるのは難しいのだろう。米国の風評を落としたのにもかかわらず、ブッシュ大統領の支持率は下がらなかった。このへんがこの国民の民度の低さを表しているようだ。米国民が、米国史上最大の汚点となるはずのこの男を恥ずかしく思い、ミスを素直に認めるようになるには、どれほどの長い年月を要するだろう。


 イラクで相次いで日本人が誘拐されたとき、市民団体から毎度の風刺漫画の依頼を受けた。困った。すぐにでも解決するはずが、なかなか解放されない。発行予定の一週間後にどうなってるかわからない状態で描くのは難しかった。解決しないという想定で描いた。が、漫画を送った直後に全員が解放されてしまった。苦笑したが、訂正はしなかった。

 このとき、日本では「自業自得」という言葉がメディアやネットに飛び交った。危険なエリアに乗り込んで誘拐されるお前らが悪い、という意見。政府筋では、救出にかかった経費の一部を被害者家族に請求するつもりだと語っていた。実際に請求したかどうかは確認できていない。

 誘拐された5人は、一人一人を見ればたいしたことをしていない。功名心に駆られてイラク入りした人もいる。誘拐されでもしなければ大勢に影響を与えない人たちだ。誘拐され、彼らの潜入目的が外国のメディアに取り上げられた。その結果、「日本人もなかなかやるではないか」と、海外から好意的に評価された。

 思わぬところで日本のイメージ向上に貢献してくれた。本来なら国民栄誉賞ものではないか。彼らに費用弁済させる? 冗談でしょう。

 彼らを非難する人たちの心性がわからない。一連の弱者叩きと同じ次元なのだろうか。過剰に持ち上げるべきではないが、何もせずに非難するだけの人たちよりずっとましだ。


 僕は日本という国を僕なりに気に入っている。外国から言いたい放題言わせておくばかりではなく、筋を通すべきところはきっちり筋を通し、つけこまれないよう釘をさすべきだと思っている。

 そのこととは別に、外向きの視点を持たず、ひたすら内向的で近視眼的で、手前勝手な発言をくり返して日本国を毀損している阿呆な反日民族派右翼が僕は嫌いだ。ああいう非国民な手合いはまとめて始末してしまえないのか。本気でそう思っている。


ひょっこり通信 2004.9.15




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