英語を綴る




英語を綴る



 若い頃から車の運転と英会話は僕の担当外と決めて、捨てていた。英語を喋る機会など、一生涯でそんなにあるわけじゃない。学習する労力コストに見合わない。

 しかし最近、英文を書く機会が生じてきた。外国人向けに日本のものを紹介するウェブページを開設した。苦戦して一項目ごとに説明文を書いた。ネイティヴスピーカーが読めば変な英語であっても、意味は伝わってくれ、と念じた。

 日本固有の文化に興味を持つ外国人は多いから、アクセスはそこそこある。欲を言えばもう一桁多ければ、と思うが、その前に「変な英語」をなんとかしなければならない。付け焼き刃で勉強しても間に合わない。例文を探して大量に読み込み、文の流れや構文を頭に叩き込むしかない。

 もう一つ英文入力の必要なものがある。IMDb (Internet Movie Database)という、映画のデータベースサイトがある。世界の映画データを集積している巨大サイト。

 映画の中で使用される曲目のデータがあり、以前から注目していた。僕のサイトの、映画に使用された楽曲のデータベースをIMDbに移してしまうことを考えている。データ量は膨大で、実作業を考えるとめまいがしそう。

 とりあえずIMDbにアカウント登録をした。これで僕も一編集者。ウィキペディア同様、メンバーが自主的に構築していくというシステムになっている。米国のサイトなので基本は英語。英語を使うことに慣れなくてはならない。

 最初に入力したのは市川崑監督で1956年の『ビルマの竪琴』。その使用曲の一つである滝廉太郎の『荒城の月』を以下の通り入力した。

 Kojo no Tsuki
 Music by Rentero Taki
 Soldiers sang In front of a large Buddha statue

 曲使用箇所の説明は「寝仏の前で兵士が合唱」。なかなかしっくりくる英文にならない。難点の一つは英語の時制の複雑さ。日本語は過去形を一種類の表現ですますが、英語は何種類もあり、使い分けが難しい。なので反則ぎみながら単純過去形に統一した。ネイティヴスピーカーたちから「変な日本人が変な英語書いてる」と呆れられようが、これで通す。

 『旅愁』『埴生の宿』『仰げば尊し』はすでに入っていた。もれている曲で讃美歌の『なつかしくも浮かぶ思い』は入れるべきと判断して追加した。もれてる曲を完ペキに埋めればいいんだが、日本映画だけで手持ちデータは千本以上ある。途方もない話だ。

 俳優などの人物写真の登録のしかたがわからなかった。日本人の写真画像は少ない。蒼井優はあった。深津絵里はなかった。できたらこれも埋めていきたいが、ひょっとして本人か所属事務所以外は禁止?


 英会話を捨てた人間が偉そうに言うことではないが、やはり日本人は最低限の英語習得が必要と思う。対外的な発信や、外国人とのコミュニケーションに必要だ。特に京都はカタコト英会話を必修とすべきではなかろうか。繁華街や観光エリアを歩いてると、フランス人、スペイン系、中国人が行き先について質問してくる。  来訪外国人の多くはある程度英語を操れる。地元民が対応できないのは恥ずかしいし、コミュニケートできないのは双方にとって損失だと思う。  京都へ来る外国人の数が増えた。彼らをがっかりさせたくない。楽しく帰ってもらうためには地元民との交流のあるなしが大きい。単語を並べるだけの道案内でもいいんだ。臆せず喋れ!と言いたい。

ひょっこり通信 2016.2.28




「爆笑の誤訳。」

「あやうし日本映画」

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