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Contents
 ・『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
 ・『アホライド』
 ・合同コミュニティカフェが終了

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◎ 公開中の新作から………『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』2013年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:チャーリー・シスケル、ジョン・マルーフ
 出演:ヴィヴィアン・マイヤー、ほか
 配給:アルバトロス・フィルム
 原題:Finding Vivian Maier

 謎の写真家はいったい何者であるのか。逸品たるその写真。その二点だけで一本の
映画を引っ張るのは厳しい。最大限の努力は認めながらも、踏み込みの足りない部分
はある。それでも僕にとってはパスすることが許されない映画だった。

 無名の女性写真家が亡くなる。その数日後、大量のネガフィルムがオークションに
出る。遺品処分の過程で出たものらしい。なぜかプリントはほとんどない。それどこ
ろか未現像のフィルムまである。

 死んだことによって見つけ出され、日が当たる。どころか絶賛の嵐。『非現実の王
国で ヘンリー・ダーガーの謎』の例とよく似ている。

 なぜ彼女は写真を発表しなかったのか。これについて映画は明確な解答を導き出し
ていない。ヒントはいくつかある。彼女自身の手でプリントしたが、アガリがイマイ
チだった。おそらくそれ以前に町のDPE店に出したと思うが、満足せず、破棄した
と思う(残ってない)。フランスの写真屋に頼んだのが残っている。このアガリには
大層満足したようだ。

 15万枚以上の未プリントのネガが残っている。貧乏だったので海外でのプリント
を何度もできなかったのかもしれない。思うに、パトロンを獲得できなかったことが
彼女の不幸だったのではないか。作品の価値には自信を持っていた。写真対象への迫
り方を見れば押しの強さはわかる。自分の写真をたくさん撮っている。猛禽類のよう
な鋭い目を持っている。

 膨大な量の傑作が廃棄処分寸前になるまで放置されていた。何が足りなくて浮上の
きっかけをつかめなかったのか。世に出るためのノウハウについて疎かったのか。美
術学校へは行かず、高等教育も受けていない。どこへ持ち込み、誰に見てもらえれば
いいのかがわからなかったんだと思う。


 この映画については語りたいことが山のようにある。紹介ではポイントを絞り込む
必要があるので、あとは書かない。観てもらえればわかることも多い。

 映画館の帰り、写真を撮った。動画も撮った。撮りたい気持ちにさせてくれる映画
だった。

https://www.youtube.com/watch?v=QiLCTWSbq0M 予告篇

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◎ これはどうかしら、という映画
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『ヴィオレット ある作家の肖像』
   2013年度作品
   監督:マルタン・プロヴォスト
   出演:エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・
      グルメ、ジャック・ボナフェ、オリヴィエ・ピィ、ほか
   配給:ムヴィオラ
   原題:Violette

 京都では2月公開(京都シネマ)。正月映画は全部パスなので2か月ほど何も観な
いかも。ということでこの映画。しかし描かれるヴィオレット・ルデュックという作
家は名前すら知らない。少々自信がない。

 本当なら『カミーユ、恋はふたたび』(監督:ノエミ・ルボフスキー)というコメ
ディを挙げてみたいのだが、京都での公開予定がない。ルボフスキー自身が主演で、
16歳の役なんだと。それだけで吹き出してしまう。


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◎ 映画あれこれ……… 『アホライド』
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 半年以上前の話で古いかなと思う。映画のポスターだったかチラシだったかを見て
仰天した。本田翼が大股開きして、その体にデカデカと「アホ」と書いてある。人気
あるタレントに対して勇気ある会社は、東宝だった。

 近くでじっくり見て、「アホ」ではなく「アオハ」と書いてあるのに気がついた。
よくよく見なければそれはわからん。原作を知らんから「青春」を「アオハル」と読
ませてることも知らん。


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 近況など……… 
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 前代未聞の合同コミュニティカフェが終了。よその大合唱が聞こえてくるなど、あ
まりカフェ環境としてはよろしくなかったように思います。

 とりあえず終わってホッとした、というところです。しかしすでに次回の映画カフ
ェの日程(2月28日)が決まっていて、前後に省エネカフェがあるなど、慌ただし
い。


「省エネの小部屋」11/29 ゼロ円ショップ開店記
「コミカフェ見本市」11/28 終了(映画カフェも)
「省エネカフェ」次回は1/24「ええ子はエコなもん買うんじゃい!」
「映像アーカイヴ」11/16『Hanako(花子の家)』
「ボツ画供養塔」11/14 グラウンドの遊具
「長岡京市の裏百景」11/11 カエデ紅葉調査
「船越屋画廊」11/7『Leaves』
「省エネの小部屋」11/6 ミヤコちゃんの今月のいちエコ
「長岡京市の裏百景」11/5 花子百貨店
「じべたでひろたもん」11/4 糸こんにゃく

『グラスホッパー』‥‥‥‥‥‥‥ウェルメイドな秀作、おススメ
『アクトレス女たちの舞台』‥‥‥‥‥‥‥ラストでほっと明るく
『ヴィジット』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥怖くないスリラーでした
『白い沈黙』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥胸糞悪い悪党が見もの
『アメリカン・ドリーマー理想の代償』‥‥‥‥‥ドラマが重たい
『奇跡の2000マイル』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥どっぷり大自然
このあとは『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』に期待
 

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Contents
 ・『奇跡の2000マイル』
 ・アフィリエイト

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◎ 公開中の新作から……… 『奇跡の2000マイル』  2013年度作品
………………………………………………………………………………………………………

 監督:ジョン・カラン
 出演:ミア・ワシコウスカ、アダム・ドライヴァー、リリー・パール、ほか
 原作:ロビン・デヴィッドソン
 原題:Tracks
 配給:ブロードメディア・スタジオ

 ミア・ワシコウスカはヴィジュアル的には原作者から遠いが(原作者のほうがはる
かに美形)、キャスティングは正解。もともとワイルドなタイプと思ってたので、こ
の配役だけで飛びついた。

 オーストラリアのほぼ中央にあるアリス・スプリングスからまっすぐ西へインド洋
めざし、徒歩旅行した女性のドラマ。実際に歩いたロビン・デヴィッドソンの手記を
映画化している。

 誰にも飼い馴らされなることのない野生の人間をめざす女性、というイメージはミ
ア・ワシコウスカのほうが原作者(エンドクレジットでは写真がたくさん見られる)
よりふさわしいだろう。

 お伴は4頭のラクダ。そして黒のラブラドールレトリーヴァーのディギティのみ。
この黒い相棒はドラマの中で重要なポイントを担う。注目してほしい。

 目的も理由もない過酷な旅行がリアルに迫ってくる。こういった冒険旅行映画につ
きものの観光スポット映像はほとんどない。旅は眺めるものではない。体験するもの。
観る人もヒロインも厳しい大自然に首までつかる。

 量産タイプの整った既製品を好む人には向かない映画です。ごつごつした手触りを
味わってみたい方にオススメ。


 リース・ウィザースプーン主演の『わたしに会うまでの1600キロ』という、似
通った映画が今年公開された。どう考えても見劣りする映画を同時期に日本公開する
20世紀フォックスは、間が抜けているように思うのだが。


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◎ これはめちゃくちゃ怪しい、という映画
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 待望のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ボーダーライン』(エミリー・ブラント、ベニ
シオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン)は来年4月公開で、まだ日本語字幕の予
告編すらアップされていません。今年公開されたら今年度最大の期待作だったでしょ
うけど。
 リドリー・スコット『オデッセイ』も来年(2月)でした。これも要注意作。
 注目作が来年ばかりで、めぼしい映画を見つけるのが難しい年だ。


『ヴィジット』
   10月23日全国公開 2015年度作品
   監督:M・ナイト・シャマラン
   出演:キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、エド・オクセンボールド、
      オリヴィア・デヨング、ほか
   配給:東宝東和
   原題:The Visit

 おばあちゃんちへお泊まりに行った幼い姉弟が見た恐ろしいもの。「けっして開け
てはならないよ」の扉を開けたら‥‥。この映画でそれ以上書いていいことがあるん
だろうか。


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◎ 映画あれこれ……… 
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 新作よりも旧作を観るほうが多かった今月。7本旧作が続いたりして。今年、「こ
れこそ!」と言える映画、強烈にプッシュしたくなる映画が乏しかったのは確か。安
全牌なメジャー作品は大半がつまらなそうだし、中堅クラスの会社も冒険を避けるよ
うになった。

 「これぞ!」というものがあれば教えてほしいほどです。何もなければまたのんび
り旧作めぐり。


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 近況など……… 
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 僕もグーグルAdSenseでアフィリエイトをやってるのですが、アガリは微々たる
もの。ほとんどのページに広告バナーを貼っています。サイトに広告バナーを掲げて
たって、誰がクリックするものかと、疑わしくなる。誰かが気まぐれにクリックして
くれて、収入になってるんだろうと思うのですが。

 クリックと収入との関係やメカニズムに関してはまだ理解しきっていません。間違
ってクリックし、すぐに戻った場合はカウントされないんだろうと思うものの、確認
したわけじゃありません。

 自分のパソコンでクリックしても、当然のことながら無効です。フリーで使えるパ
ソコンからは? よくわかっていないけど、有効であるわけない。

 他の人が持っているパソコンから僕のサイトの広告バナーをクリックし、メニュー
を見ながら少々巡回するなら、確実に収益が上がる。といっても一人でやったらせい
ぜい十円百円の単位でしょう。みなさん、一斉に試してみません?(笑)


http://funakoshiya.net/Econogy.htm 省エネカフェのページ
http://funakoshiya.net/cinemage.htm 映画カフェのページ
http://funakoshiya.net/jibeta.htm じべたでひろたもんのページ


「船越屋画廊」10/14『レインディアーズ Reindeers』
「じべたでひろたもん」10/10 クルミ
「じべたでひろたもん」10/7 トラフィカ京カード
「船越屋画廊」10/1『私のB』
「コミカフェ見本市」11/28開催決定
「省エネカフェ」次回は番外篇の「お宝はっけんハイキング」
「省エネカフェ」9/23「物のリストラ、生活のダウンサイジング」
「船越屋画廊」9/17『Metro』
「極楽漫画」9/10 漫画『山を歩く人たち』

『アメリカン・ドリーマー理想の代償』‥‥‥‥‥ドラマが重たい
『奇跡の2000マイル』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥どっぷり大自然
『岸辺の旅』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥寝てしまった
『ぼくらの家路』‥‥‥‥主人公の少年の気持ちがいまいち掴めず
『犬どろぼう完全計画』‥‥‥‥‥‥‥‥娯楽要素満載の韓国映画
『キングスマン』‥‥‥‥M・ヴォーンのアクションセンスが素敵
『あの日のように抱きしめて』‥‥‥ラストもう少しインパクトを
『ナイトクローラー』‥‥‥ヤバい映画ながら魅せられてしまった
このあとは『ヴィジット』に期待
 

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Contents
 ・『ナイトクローラー』
 ・コミックソングの傑作集

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◎ 公開中の新作から……… 『ナイトクローラー』  2014年度作品
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 監督:ダン・ギルロイ
 出演:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、ビル・パクストン、ほか
 配給:ギャガ
 原題:Nightcrawler

 主人公は悪党なので、感情移入せず、気楽に観れるかなと思った。そういう単純な
ものではなかった。

 事件現場の映像を売るパパラッチが主人公。自己チューで他人への共感能力ゼロ。
ダイアナ妃を事故死に追いやった連中と同じ精神構造の人間だ。だが、不思議なこと
に、この主人公へ徐々に気持ちが寄り添っていく。僕も似たような精神構造がある?

 予告見る限りでは異常性格者を主人公にしたスリラーっぽいサスペンス。しかしも
はや現在ではこのレヴェルは異常と言えないんじゃないか。平均とは言わないが、こ
ういうやつはごく普通にいる。

 僕もネタを拾いまわるが、犬も歩けば式の悠長さじゃなく、警察無線を傍受して事
故(事件)現場へ爆走する(信号は無視)。気がつけば彼のカメラ映像を通して惨劇
を目で追っている。

 テレビのニュースキャスターは「ここから先は気分の悪くなる映像があるので、見
るかどうかはご自身の判断で」と、視聴者を煽りまくる。そう言われりゃ見たくなる
もんでしょ、普通。人の不幸は最大の娯楽。視聴者も共犯者です。そのことを思い起
こさせてくれる。

 主人公はネタを見つけるだけじゃなく、自ら惨劇を演出することもある。彼にとっ
て人の死は最上級のごちそう。結末の方向はなんとなく見えてくるが、やはりそうな
のかと、不思議な感慨が。メジャー映画会社では作れない領域だ。


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◎ こいつは注目、という映画
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『奇跡の2000マイル』
   2013年度作品
   京都10月公開(みなみ会館) 東京は7月18日に公開済み
   監督:ジョン・カラン
   出演:ミア・ワシコウスカ、アダム・ドライバー、リリー・パール、ほか
   配給:ブロードメディア・スタジオ
   原題:Tracks

 ミア・ワシコウスカ演じる女性が4頭のラクダと愛犬を連れてオーストラリアを横
断する映画。過酷な一人旅。こいつはぜひ観たい。

 まぎらわしいことに『わたしに会うまでの1600キロ』という映画もある。これ
も女性の単独行で、どちらも実際にあったことを基にしている。リース・ウィザース
プーンだといまいちリアルさが感じられないので『1600キロ』のほうはパス。


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◎ 映画以外のあれこれ……… コミックソングの傑作集
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 コミックソングが大好きなので、たわむれに調べてたら、ウィキペディアに「コミ
ックソングの一覧」というのがあった。大量に挙がってはいるが、僕の知る歌がほと
んど抜けている。かわりに知らない歌が大量に入ってる。まあそれはしかたない。

 戦前の曲では『笑ひ薬』(作詞作曲:佐々紅華)が入ってない。これは『オクラホ
マ・ミキサー』からの編曲というか、替え歌。びっくりしたのはコミックソングの代
表曲と言える『酋長の娘(私のラバさん)』(作詞作曲:石田一松)がないこと。そ
れはいかんだろう。

 個人的に大好きな『オチューシャ』『伊豆でも梅を』『フキさネギさイモさ』『長
嶋は今日もダメだった』(作詞作曲:タモリ)はLPレコード「タモリ3戦後日本歌
謡史」に収録された替え歌の風刺ソングです。他に『邦子のかわい子ぶりっ子(バス
ガイド篇)』(作詞:山田邦子、作曲:渡辺直樹)も大好き。ベタでしょーもないギ
ャグを機関銃のごとくブッ放し続ける。これら、リストにない。

 その他、抜けてる歌を一部列挙する。ない歌を全部挙げてては大変な文章量になる
ので、一部だけ。

 『ゆかいな牧場』(米国のわらべ唄、訳詞:小林幹治)
 『すいかの名産地』(作詞:高田三九三)『ゆかいな牧場』の替え歌
 『南京豆売り』(作曲:モイセス・シモン)
 『軍隊小唄(兵隊ソング)』(作曲:倉若晴生、作詞:不詳)
 『ああそれなのに』(作曲:古賀政男、作詞:星野貞志)
 『忘れちゃいやよ』(作曲:細田義勝、作詞:最上洋)
 『小原庄助さん』(作曲:古関裕而、作詞:野村俊夫)
 『やぎさんゆうびん』(作曲:団伊玖磨、作詞:まど・みちお)
 『自衛隊に入ろう』(作曲:ピート・シーガー、日本語詞:高田渡)
 『さいざんすマンボ』(作曲:多忠修、作詞:トニー谷・宮川哲夫)
 『ごんべさんの赤ちゃん』『おたまじゃくしはカエルの子』同旋律の替え歌多数

 あったのは、『ウチの女房にゃ髭がある』(作曲:古賀政男、作詞:星野貞志)、
『洒落男(ゲイ・キャバレロ) 』(作詞:ルー・クライン、作曲:フランク・クルー
ミット)、『地球の上に朝が来る』(作詞作曲:川田義雄)、『帰って来たヨッパラ
イ』(作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング、作曲:加藤和彦)、『河内のオッ
サンの唄』(作詞作曲:ミス花子)。これぐらいかな。

 コミックソングって、社会的地位が低いのかな。世界記憶遺産級の文化遺産だと思
うんだけど。


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 近況など……… 
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 プロバイダのサイト容量が上限に突き当たってる感じなので、契約を変更しました。
表面的には何も変わってません。URLもそのまま。

 それまでは写真画像を圧縮して差し替えたり音声データを切り詰めたりと、汲々し
てました。変更してから試しに一発デカいファイルを放り込んでみたら、文句言わず
に受け入れてくれました。

 大阪府民会議で「環境壁紙」と「エコムービー」を作品募集してます。壁紙という
のは背景画像です。これはあっさりパッパッと作って送ってしまいました。画像はサ
イトにアップしてあります。「プラスティック分別をお忘れなく」と題されているの
がそれです。

 映像のほうはそう簡単にいかない。先月、ビデオカメラを寄贈していただきました。
〆切は9月4日。作り始めたものの、アイディアがしょぼく、おまけに技術の習得も
まだこれから。カメラとソフト(映像と音声の両方)をマスターしきっていません。
いきなりでは少々無理でした。


「ボツ画供養塔」8/20 縞の着尺
「省エネカフェ」次回は9/23「物のリストラ、生活のダウンサイジング」
「じべたでひろたもん」8/20 ライトツナ缶
「船越屋画廊」8/4『マウス』
「ボツ画供養塔」8/1 ムチャブリ
「コミカフェ見本市」11/28開催決定

『ナイトクローラー』‥‥‥ヤバい映画ながら魅せられてしまった
『共犯』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥台湾映画には今、勢いが感じられる
『くちびるに歌を』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥心地よく感動させられた
『トイレのピエタ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥杉咲花の存在感がすごい!
『ハッピーエンドが書けるまで』‥‥ついでで観るんじゃなかった
『インヒアレント・ヴァイス』‥‥‥‥不明箇所は残ったが、満足
『人生スイッチ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥他人の災難は最高の娯楽?
『海街diary』  ‥‥‥‥‥‥自分の直感を信じてパスすべきだった
『オン・ザ・ハイウェイ』‥‥‥‥‥映像が物語る話に酔わされる
『きみはいい子』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥本年度屈指の秀作
このあとは『奇跡の2000マイル』に期待
 

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Contents
 ・『私の少女』
 ・東アジア三昧

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◎ 公開中の新作から……… 『私の少女』  2014年度作品
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 監督:チョン・ジュリ
 出演:ペ・ドゥナ、キム・セロン、ほか
 配給:CJエンタテインメント

 児童虐待を描く韓国映画。今月は日本映画でも、タイプは違うけど尾野真千子主演
の『きみはいい子』がある。ちょっと重たい月です。

 左遷されて漁村に赴任してくる警官がペ・ドゥナ。その村に問題ある一家が住んで
いた。そこの娘で、日々虐待されているのが14歳の少女。少女役のキム・セロン
(『冬の小鳥』『アジョシ』)は撮影当時、役の年齢に近く、13歳か14歳だった。

 難しい役どころで、キム・セロンは当初出演を断ったという。観て、なるほどこれ
は難しい役だと納得した。少女の深い影の部分をこの若さで演じるのは厳しかったよ
うで、表現しきれてるとは言えない。演技で足りない部分は演出で補うものだが、こ
れが初監督作のチョン・ジュリはカバーしきれていない。

 この映画の残念な点はその一点に絞られる。文句をつけるが、これは今年のベスト
作品に近い秀作です。韓国映画随一の演技巧者のペ・ドゥナはこの映画でも巧みに全
体をリードしている。今回はまた、特に美しく撮られていて、ほれぼれと見とれてし
まった。

 演出の肉づけがしっかりしてれば、同じエンドであっても見える風景はまったく違
ったものになっていたはず。不安な影が覆いかぶさり、長く尾をひくエンドが見える
ような気がした。勝手に演出の欠落を補っております。


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◎ これはイケテるかも、という映画
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『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』
   7月14日京都公開 2013年度作品
   監督:スティーヴン・ナイト
   出演:トム・ハーディ
   配給:アルバトロス・フィルム

 出演者一人。シーンは車の中のみのワンシーン。おそろしくシンプルなサスペンス
です。ひっきりなしにかかってくる電話によってストーリーが構成されている。予告
篇からは、単なるアイディアだけではないシャープな演出感覚が感じられます。


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◎ 映画あれこれ……… 東アジア三昧
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 意図したわけじゃないけど、たてつづけに東アジアの映画を観続けた。旧作上映も
含まれるが、4月23日以降、日・台・韓・日・日・韓・日・日・韓・韓。ちょうど
10作。映画館とホール上映のみです。

 欧米の映画を嫌ってるわけではないです。空虚な大作やマンネリな企画を嫌って避
けているうちにこうなっただけです。次はハリウッド大作の『マッドマックス』にな
りそうです。空虚な大作ではないと信じてるが。

 香港映画も観ますが、香港映画人が関わっていない中国映画はつまらないので観ま
せん。中国では国民が自由にものを思う習慣が奪われ、自由に表現する習慣も奪われ
ている。自由にものを思い、考え、人に伝えるという習慣が文化(と、技術)を育む。
共産党の独裁が続く限り、状況が改善されることはありません。


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 近況など……… 
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 関西スクエアの記者から取材されて、6月号に紹介記事が載りました。コミカフェ
Mapの紹介が中心です。関西スクエアは紙媒体をそのまんまネット配信してますの
で、ネットで読むことができます。

http://www.kansai-square.com/kaiho/
 このページで。No.172です。

 最新号が間違って5月号になってましたが、誤植をメールで知らせたので、直って
るでしょう。


「映画カフェ」次回は6月14日
「省エネカフェ」次回7/5「水は天の賜物、授かり物」
「省エネの小部屋」6/7 ゼロ円ショップの簡単レシピ
「じべたでひろたもん」5/31 九条ねぎ
「変神探訪」5/29 名なしの稲荷(嵯峨)
「じべたでひろたもん」5/28 銀色のバッグ
「じべたでひろたもん」5/28 尾西のチキンライス
「山歩き・里歩きMap」5/23 老ノ坂・洛西散策の森・西山団地

『私の少女』‥‥‥ペ・ドゥナの力技で押し通したハードなドラマ
『傷だらけのふたり』‥‥‥‥‥ウェットな話は苦手で、選択ミス
『グッド・ストライプス』‥‥‥‥‥‥‥‥‥予告篇同様の高評価
『群盗』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥炸裂するアクションに没頭
『脳内ポイズンベリー』‥‥‥‥‥‥‥観る前にペケと気づくべし
『寄生獣完結編』‥‥‥‥完結してみると短くて物足りないような
『海にかかる霧』‥‥‥‥‥‥‥‥フロンガスでは死なんと思うが
『バードマン』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ぴんと来ない
『セッション』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥今のところ今年のベスト
このあとは『オン・ザ・ハイウェイ』に期待
 

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Contents
 ・『セッション』
 ・ヴェロニカ・フェレスとアンゲラ・メルケル
 ・パンダチーズのCM

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◎ 公開中の新作から……… 『セッション』  2014年度作品
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 監督:ダミアン・チャゼル
 出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ほか
 配給:ギャガ
 原題:Whiplash

 僕好みのシビアでハードでビターな映画ですが、明らかに万人向けじゃない。鬼教
官(J・K・シモンズ)は言う。「Good job(上出来)は禁句。人間をだめにする」
と。ほめて伸ばすタイプと厳しく育てるタイプ。その二分法では僕はこのクソ鬼と同
じだが、この男の異常さにはついていけない。

 音楽大学で19歳のドラマーが鬼教師にしごかれる話。単純な根性ドラマではない
ので感動を期待してはいけない。サスペンス的要素があるから、ストーリーのネタバ
レは厳禁。特にラストのコンサートシーン周辺は厳重に封印すべき。書いてる人もい
るけど。

 書きたくなる気持ちはわからなくもない。ラストへ向かうにつれ高まる緊張感。ど
う転ぶか読めず、恐怖感すら覚えた。なぜ脚本ではアカデミー賞にノミネートすらさ
れなかったんだろう。アカデミー協会員たちは観てなかったのか。あるいはよほどの
ボンクラ頭ぞろいなのかも。

 あくまで僕の好みなので、他の人がどう評価するかはわからない。キツい映画で、
鬼教師の言動が不快で我慢ならない人もいるだろう。キューブリック監督の『フルメ
タル・ジャケット』の鬼教官、R・リー・アーメイみたいなもの。いや、もっとキツ
いかもしれない。

 若い人をどう教えるかは一長一短あって、教わる側の気質によるだろう。僕の場合、
少々厳しい言葉を浴びせられても平気なたちだけど、簡単に折れる人もいる。鬱にな
って自殺する例がこの映画の中でも語られる。相手によるのだ。


 主演のマイルズ・テラーは、『ラビット・ホール』でニコール・キッドマンの子供
を死に至らしめる青年役で印象に残った。ラブコメなどに出ないでこれからもシリア
ス一直線でやってほしい。


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◎ 映画あれこれ……… 
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 ドイツのテレビドラマの「国家の情事」(2014年)でメルケル首相を演じたのが
ヴェロニカ・フェレスと知ってぶったまげた。現在の女優で世界一の美女はこの人で
す。いやこれはあくまで主観ですけどね、この人がメルケルというのはないんじゃな
いかな。

 年齢を調べた。アンゲラ・メルケルは1954年7月17日生まれで60歳。僕よりも
若いとは信じられん。ヴェロニカ・フェレスは1965年6月10日。4月15日の新聞
に並んだ写真が載っていた。どう見ても親子以上の歳の差が感じられる。メルケルさ
ん老けすぎ。フェレス若く見えすぎ。


 ヴェロニカ・フェレスの映画は『悦楽晩餐会または誰と寝るかという重要な問題』
しか観てません。この世の人かと思うほどの美貌が目に焼きついてしまいました。


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◎ まとめて全部いってもたろか、という映画
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『海にかかる霧』
   4月24日全国京都公開 2014年度作品
   監督:シム・ソンボ
   出演:キム・ユンソク、パク・ユチョン、ほか
   配給:ツイン
   原題:Haemoo

『群盗』
   5月2日京都公開 2014年度作品
   監督:ユン・ジョンビン
   出演:ハ・ジョンウ、カン・ドンウォン、ほか
   配給:ツイン
   原題:Kundo: min-ran-eui si-dae

『傷だらけのふたり』
   5月23日京都公開 2014年度作品
   監督:ハン・ドンウク
   出演:ファン・ジョンミン、ハン・ヘジン、ほか
   配給:アルシネテラン
   原題:Nam-ja-ga sa-rang-hal dae


 注目の韓国映画が数珠つなぎ。ヒット作の絶えて久しい韓国映画は公開が減った気
がします。質が落ちているわけではありません。
 社会派ドラマ、時代劇アクション、シリアスなラブストーリー。タイプの異なる3
本が公開されるこの時期に韓国を一望するのも一興かと。


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◎ 映画以外のあれこれ……… 
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 パンダチーズのネットCMです。
https://www.youtube.com/watch?v=mhrOFxugiac

 ふと見つけてしまったCM映像に爆笑。やりすぎというより、CMでこれはやっち
ゃいけないだろうの連続。パンダの目が怖い(笑)。


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 近況など……… 
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 ながおかコミカフェMapの制作が終わり、「乙訓じかん」の創刊号が出たと思っ
たら、次の仕事が来た。市の広報のミニコーナーに毎月カットを入れる。全部同時で
並行してやってたらちょっとは慌てたかもしれんが、順番に来たのでありがたい。

 最近は地元にべったり張りついて活動と仕事をしてるようで、範囲が小さくなった
ようだけど、案外これぐらいが身の丈にあってるのかも。必要とされてるというだけ
でもありがたい気分です。


「船越屋画廊」4/11『襲(かさね)』
「船越屋画廊」4/8『四月の声』
「省エネカフェ」次回は5/17「生ごみを土にかえしてあげよう」
「映画カフェ」次回は6月14日
「船越屋画廊」4/5『Color of the Edge』
「長岡京市の裏百景」3/24 山中の不審な地図
「ネタばれしても委員会」3/23『プリデスティネーション』
「極楽貧乏」3/20 漫画『カフェに集う人たち』
「ミニコミのページ」3/16 ながおかコミカフェMap

『セッション』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥今のところ今年のベスト
『ジヌよさらば かむろば村へ』‥‥‥あっさりさらばはできない
『プリデスティネーション』‥‥面白いけど、驚天動地とはいかず
『二重生活』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥印象が薄い
『アメリカン・スナイパー』‥‥‥‥‥‥イーストウッドの円熟味
『おみおくりの作法』‥‥‥‥‥‥‥地味な映画だけどはまりこみ
『薄氷の殺人』‥‥‥‥‥‥怪しき女グイ・ルンメイに目は釘付け
『ビッグ・アイズ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥平凡なストーリーになった
『マエストロ!』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥西田敏行が過去最高の芝居
『ヘウォンの恋愛日記』‥‥‥‥‥‥‥‥すっきりせずにイライラ
このあとは『海にかかる霧』に期待
 

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 極 ┃   ┃ ┃   ┃ ┃   ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┗┓  ┃ ┗┓  ┃2015.2.28
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Contents
 ・『おみおくりの作法』
 ・「クソ」と「デカイ」

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◎ 公開中の新作から……… 『おみおくりの作法』  2013年度作品
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 監督:ウベルト・パゾリーニ
 出演:エディー・マーサン、ジョアンヌ・フロガット、ほか
 配給:ビターズ・エンド
 原題:Still Life

 英国版『おくりびと』はないだろう。この映画に対しては失礼だろうと観る前から
思っていた。ドキュメンタリーっぽいわけじゃないが、こちらのほうが作為的なニュ
アンスが少ない。

 市役所の民生係のまじめな職員(エディー・マーサン)を描く。身寄りのない死者
の後始末をつけることが彼の仕事。

 彼は葬儀に対する認識が上司と食い違っている。僕個人は上司の考え方のほうを正
しいと思っている。つまり、葬儀は死亡した当人のためではなく、あくまで遺族の心
の整理をつけるためにとりおこなうものだ、ということ。だから弔う人がいなければ
葬儀は不要だ、というのが上司の考え方なのだ。死んだ者は喜びようがないというド
ライな理屈だ。そうではないということを示そうとするのがこの男と、この映画だ。
彼は遺族の代理となって弔おうとする。

 ドライなつもりの僕の価値観が激しいゆさぶりをかけられた。彼はとことん死者に
寄り添おうとするのだ。人はそれぞれに生きてきた人生のぶん、敬意を払われるべき
ではないのか。弔う人がいようがいまいが関係ない。人生の最後はきちんと礼を尽く
されるべきではないのか。そういう考え方がのほうが真っ当な気がしてきた。僕個人
の場合は、死後に極力無用なことはしないでほしいと思っるんだけど。


 エディー・マーサンは脇役でちょくちょく見かける。たぶん主演はほとんどない。
『ヴェラ・ドレイク』でその存在を初めて知った。『アリス・クリードの失踪』では
悪党のほうです。両方観た人、二つのキャラが同一人物に見えるでしょうか?


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◎ これはそそられる、という映画
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『ブルー・リベンジ』
   4月4日京都公開 2013年度作品
   原題:Blue Ruin
   監督:ジェレミー・ソルニエ
   出演:メイコン・ブレア、デヴィン・ラトレイ、エイミー・ハーグリーヴス他
   配給:トランスフォーマー


 復讐ものだ。両親を殺されたホームレスが刑期満了で出獄した敵(かたき)をつけ
狙う。それをまた警察が背中を押してるというのがなんとも。宣材からは陰惨な空気
が濃厚に漂っている。



『私の少女』
   5月京都公開 2014年度作品
   監督:チョン・ジュリ
   出演:ペ・ドゥナ、キム・セロン、ほか
   配給:CJエンタテインメント

 小さな海辺の村。ソウルから赴任してきた女性警官がペ・ドゥナ。継父から日常的
に暴力を受けている少女がキム・セロン。あとの話がどうであろうと、このキャステ
ィングだけで「買い」です。


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◎ 映画あれこれ……… 「クソ」と「デカイ」
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 ある意味で興味深い映画が相次いで公開された。『エクソダス:神と王』と『チャ
ーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』。『エクソダス』はリドリー・スコット
監督の歴史スペクタクル。『チャーリー・モルデカイ』はジョニー・デップがいんち
きアートディーラーに扮するコメディ。興味深いというのは、どちらも企画がずれて
いるという意味で。

 『エクソダス』は超大作だが、米国では小ヒット程度で大赤字。日本では冗談のよ
うな超拡大公開をやって、劇場はがらがら。『モルデカイ』はさらに悪く、惨敗。ど
っちも、そういう映画を観たがる観客層が薄くなってることを企画段階で認識できて
いない。特にジョニー・デップは興行的にリスク要因になっている。彼がおふざけ演
技をすれば観客は逃げる。シリアス演技でも『トランセンデンス』はコケた。『モル
デカイ』の宣伝では「チョビひげ」を連呼していた。配給会社の知的レヴェルを疑い
たくなる。その映画のどこにチョビひげがあるのか。

 『エクソダス』は日本でのタイトル。なんとかならなかっただろうか。小中学校の
男子はみんな言ってる。「ヘクソダス!」と(たぶん・・絶対に)。

 米国のメジャー映画で好調なのは『ベイマックス』とイーストウッドの新作(監督
のみ)『アメリカン・スナイパー』。どちらも亜流じゃないところがミソ。観客が新
しいものを求めてるときはそれを察知しなければ。


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 近況など……… 
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 確定申告するつもりが、還付される金額があまり少ないことに気づいて諦めました。
税金の世界はあまりにも複雑で、誰もが全体を把握してないのではないか、という気
がする。税務署の職員ですら何が還付対象なのかをきっちり把握してなかったんです
から。


「長岡京市の裏百景」2/23 長岡京市工芸作家村
「ミニコミのページ」2/22 地域情報誌「乙訓じかん」創刊
「ミニコミのページ」2/16 ひょっこり通信発行
「新編図解辞典「大誤解」」2/16 新作アップ
「映画カフェ」2/15 終了、次回は6月
「じべたでひろたもん」2/3 半透明の白い傘
「長岡京市の裏百景」2/2 八条ケ池の寝転び松
「船越屋画廊」1/22『スクラッチ』
「省エネカフェ」次回は3/15「CO2押さえ込みの必殺技は?」

『アメリカン・スナイパー』‥‥‥‥‥‥イーストウッドの円熟味
『おみおくりの作法』‥‥‥‥‥‥‥地味な映画だけどはまりこみ
『薄氷の殺人』‥‥‥‥‥‥怪しき女グイ・ルンメイに目は釘付け
『ビッグ・アイズ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥平凡なストーリーになった
『マエストロ!』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥西田敏行が過去最高の芝居
『ヘウォンの恋愛日記』‥‥‥‥‥‥‥‥すっきりせずにイライラ
『マーチング明日へ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥期待はしなかったが
『KANO』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥盛り上げ音楽が興ざめ
『滝を見にいく』‥‥‥‥‥‥‥‥脚本が物足りないが意欲は買う
このあとは『二重生活』に期待
 

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 極 ┃   ┃ ┃   ┃ ┃      ┃
 楽 ┗┓  ┃ ┗┓  ┃ ┃ ┏━━┓ ┃2015.1.19
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Contents
 ・『百円の恋』
 ・2014年を軽く振り返り
 ・シルバー懇カフェバーの映画上映会

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◎ 公開中の新作から……… 『百円の恋』      2014年度作品
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 監督:武正晴
 出演:安藤サクラ、新井浩文、稲川実代子、早織、宇野祥平、重松収、根岸季衣
 配給:SPOTTED PRODUCTIONS

 安藤サクラ、前半と後半の差が大きすぎる。顔も体型も変わる。先に後半を撮影し、
ドカ食いして太って前半を撮ったのかと思った(その逆は難しいので)。が、舞台挨
拶をネットで見た。先に太ってから痩せたんだと。

 ひきこもりの底辺の三十女のとことん負け犬がボクシングに挑戦する。ギアチェン
ジしてアドレナリン出まくりで突っ走りまくってからの疾走感がすごい。一度でも勝
つことを体験するかしないかでは、その後の人生で大きな違いになってくる。一勝を
得るため、決死の闘いに参加する。

 宣伝コピーは「呆れる程に痛かった」。試合というより戦闘だが、その前、または
最中において肉体的な痛みは心理的なハードルにならない。問題は恐怖心。いくら練
習を積み重ねても足はすくみ、体はトレーニングした通りに動いてくれなくなる。こ
ればかりは場数を踏まなければなんともしようがない。安藤サクラの試合での体の動
きはきっちりその心理を反映している。

 前半の安藤サクラのぶざまな姿も含め、観ておくべき映画だと思います。ちなみに
『0.5ミリ』でも三十代の役だった安藤サクラは今現在、28歳です。


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◎ これは絶対観たい、という映画
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『薄氷の殺人』
   2月14日京都公開 2014年度作品
   監督:ディアオ・イーナン
   出演:グイ・ルンメイ、リャオ・ファン、ほか
   配給:ブロードメディア・スタジオ

 中国・台湾合作。バラバラ死体の猟奇的連続殺人事件です。チラシや予告の宣材だ
けでぐぐっと引き込まれる映画はそうそうない。加えて謎の女役のグイ・ルンメイが
いる。俳優で映画を選ばないはずの僕が日本公開作の半数を観てるというのは、よほ
どの贔屓俳優だということになる。観てないほうの半数は京都もしくは関西で公開が
なかった映画です。
 期待しすぎてはいけないけど、つい期待してしまう映画です。


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◎ 映画あれこれ……… 2014年を軽く振り返り
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 『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクを見た時点で2014年のアカデミー主
演女優は決まり。と思ったものです。実際はどうなるでしょうか。お楽しみに。

 キネマ旬報のベストと個人賞は出ました。日本映画のベストワン『そこのみにて光
輝く』と、主演女優賞の安藤サクラ(『0.5ミリ』『百円の恋』)は納得。予告篇
段階で安藤サクラは獲るだろうと予測できました。それ以外のベストテンと個人賞に
ついては「まあ、そういうのもありかな」ぐらい。ちなみに僕自身が挙げた外国映画
ベストリストは全部外れました。

 キネマ旬報の読者ベストには投票していません。個人的ベストを挙げてもいいんで
すけど、あくまで個人的な価値観でのみなので、今回はやめときましょう。外国映画
の中で『父の秘密』を入れたんですが、これは東京で2013年に公開なので対象外
でした。『ある優しき殺人者の記録』や『監視者たち』『ゴーン・ガール』あたりは
キネ旬ベストに入ってもよさそうだったのに、などと、つい一部を未練がましく書い
てしまいます。


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 近況など……… シルバー懇カフェバーの映画上映会
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 12月17日にシルバー懇カフェバー主催の映画上映会がありました。シルバー世
代対象です。お年寄りはほっとくと孤立したり世間との関わりを失ったりする。外へ
引っ張り出すための活動がそれぞれの地域であります。このイヴェントもその一環で
す。

 僕は映画選定と解説を頼まれました。やったのは山田洋次の初期の映画で異色のコ
メディ『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る』。未見の方には一見の価値ある映画だ
とお薦めしたい。

 60名収容できる会場を用意し、「50人は集める」と代表の方は意気軒昂でした
が、当日は雨。スタッフを除き、十数人の参加となりました。雨が降らなくてもせい
ぜい20人まででしょう。人を集めてイヴェントをするというのは難しいものがあり
ます。長年いろんな活動をやってきて、しみじみとそれを感じる。


「映画カフェ」次回は2月15日に
「省エネカフェ」次回は3/15「CO2押さえ込みの必殺技は?」
「省エネカフェ」1/12「モノが多すぎ!リデュースだ!」終了
「突然!ネタばれしても委員会」1/5『0.5ミリ』
「省エネの小部屋」12/21 省エネナビ日誌
「ながおかコミカフェネットワーク」コミカフェMapの制作経過
「ミニコミのページ」12/15 CINEMAテーブル発行
「長岡京市の裏百景」12/5 届いてない声

『百円の恋』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥久しぶりに映画で大興奮
『駅馬車』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥失望した
『0.5ミリ』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥安藤サクラの独壇場
『真夜中の五分前』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ポイントなくダラダラ
『her世界でひとつの彼女』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥没入しました
『ゴーン・ガール』‥‥ロザムンド・パイク、主演女優賞決まり?
『寄生獣』‥原作のコメディテイストをきっちりふまえてグッド!
『インターステラー』‥‥‥‥‥‥凝りに凝ったストーリーを堪能
『フューリー』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ヘヴィーな戦争映画の快作
『6才のボクが、大人になるまで。』さまざまに思いを馳せる秀作
このあとは『薄氷の殺人』に期待
 

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