省エネの省劇場 その8
クリーンプラザおとくに(乙環)再訪



ペットボトル
ペットボトル


 2014.10.24

 去年の8月に訪れた時はまだ処理の流れが把握できていなかった。質問事項も用意せず、場当たり的でバラバラに質問しただけだった。なので帰ったあと、疑問点がポロポロと出た。今回はきっちり質問点を挙げておき、事前に通知した。訪問した時点で回答を書面でいただいた。この時点で不明点の大半が判明した。ページの下のほうに質問と回答を対照させてます。


 プラスティックはすべて燃やしたほうが燃料になっていいとか、炉を傷めることがあるから燃やさないほうがいいとか、いろんな噂があった。プラは火力が強くなるため、大量に炉へ入れると温度が上がりすぎ、炉を傷めることがある。だからゴミを撹拌し、生ゴミや木、紙などと混ぜ合わせた上で炉へ投入するという、面倒なことをしている。温度を一定に保ち、急激な温度変化を避けることが炉の劣化や故障を防ぐことにつながる、ということがわかった。

 プラスティックの問題はもう一つ。燃焼させたとき、木や紙に較べて重量あたりでの二酸化炭素の排出量が約2400倍にもなる。だからあまり燃やしたくない、なるべくリサイクルにまわしたい、というのがクリーンプラザの立場だそうだ。コストはかかるが、油に戻してリサイクルするのがベスト。


 市民に分別させときながら、その実ごっちゃにしてまとめて燃やしてる、というデマをまき散らした人もいた。焼却灰を含む埋め立て量を減らすため、なるべく分けて別々に処理することが望ましい。雑多に放り込まれる「その他不燃ゴミ」は、ベルトコンベアー上で人手により不適なものが取り除かれる。その上で鉄製品が磁力で分離。次いでアルミは磁化させた上で反発力によって分離。そして回転ドラムの中で重量比により陶磁器などが分離される。

可燃ゴミ
可燃ゴミ


 焼却灰は尼崎へ。有償で引き取ってもらい、運び込み、海の埋め立て地へ。分別された不燃ゴミは勝竜寺埋め立て地へ。満杯になったあとの埋め立て地はまだ決まってないとのこと。

 ゴミ焼却炉の一つは発電能力があり、作った電気の9割は内部で使用している。余った残りは関電に売却し、年間700〜800万の売電収入になっている。収入額は小さいが、使用電力のすべてを関電から買ってたとしたら1億円の電気使用量が発生する。単純計算で合わないのは、電気の売値(1キロワット8円)が安く、買値(同11円)が高く設定されているため。

 陶器の処分について気になってたが、結局のところ埋め立てるしかなさそう。リサイクルは無理ではないが、コストが高くて価値が低い。リデュース(削減)の徹底しかなさそうだ。やたらたくさん買ったり贈答に使ったりするのは考えものだ、ということ。



その他プラ
プラマーク
[その他プラ(プラマークのついてる容器包装物)]
メーカー指定の処理工場へ送り出す前のもの。不純物は許容限度まで除去されている。



ペットボトルマーク [ペットボトル]
キャップやラベルははがされ、ペットボトル処理工場へ送り出される。


 家庭でもペットボトルやビンの口部分はだいたい外せます。
キャップ外し
キャップ外し
ピッと引っ張って
キャップ外し
キャップ外し
スポン!

 外れないものでもマイナスドライバーを使って無理やり。




乙環への質問回答
可燃ゴミはすべて燃やしてる?すべて焼却しています。
可燃ゴミにプラが混じると炉を傷めることがあるという話があるが。化石由来製品が混ざるとゴミ質が高カロリーになる。炉内の燃焼温度が上昇し、炉をいためつけることになるので、プラ製容器包装ゴミは分別してください。
その他不燃はどういうふうに処理している?資源ゴミとしてリサイクルプラザへ搬入。資源物(鉄・アルミ)、可燃、不燃物(埋め立て)、に選別している。
紙おむつはどう捨てればいい?汚物をできるだけトイレに流す。紙おむつ本体は可燃ゴミへ。
金属(鉄・アルミ)を空き缶といっしょに捨ててはいけないか。金属は資源ゴミとしてリサイクルプラザへ搬入され、スクラップとして搬出されます。空き缶は缶プレス品として搬出されます。処理方法が違うので、資源ゴミのほうへお願いします。
缶やペットボトルはつぶして出したほうがいいのか。圧縮設備があるので、軽くつぶした程度で結構です。
お供え回収はどこへ行くの?お供え物などは可燃物として焼却。大きなものは粗大ゴミ処理施設へ。
陶器の処分に頭を悩ませる。いい方法はないか。陶器やガラスはまだ処理技術が確立していません。勝竜寺の最終処分場で埋め立てています。処分場を延命させるため、リデュース(発生抑制)にご協力ください。
埋め立てゴミは粉砕してから埋め立てているのか。粗大ゴミ及びその他不燃ゴミは、リサイクルプラザで破砕不適物を取り除いたあと、破砕処理します。その後、資源物、可燃物、不燃物に選別され、不燃物のみ埋め立て処分します。
木製ラックや籐のカゴなどは不燃ゴミに出したほうがいいのか。一辺50センチ以上のものは粗大ゴミへ。それ以下は可燃物へ。
鞄やベルトは金属の部分を外して金属だけリサイクルしてるのか。リサイクルプラザでは、破砕したものの中から鉄とアルミを選別する施設なので、金属を取り外すという作業はしていません。
焼却には燃料を入れているの?可燃製ゴミは、自身の持つ燃焼エネルギーで燃えるので、燃料は使いません。
アルミホイルを可燃に混ぜるとトラブルが発生すると聞いた。不燃に出すべきなのか。一度に多量のアルミホイルを焼却すると、溶けたアルミが火格子に付着してトラブルのもとになりますが、家庭から通常に出てくる量は設計上想定されていますので、影響はありません。
空き瓶の口についてるプラ部品で外しにくいものはどうしたらいいのか。とれないものはそのままお出しください。とれるよう工夫されたものは外してください。
ごま油、ドレッシング等、汚れのとりにくいものでもビンの日に出せる?汚れているものは有価物として売却できません。できるだけ内部を洗浄してください。

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